Furnishion-Air

応募対象の概要

エコノミークラス症候群は、避難所での長時間の同じ姿勢が血流を澱ませ血栓を招き、息苦しさや突然死の原因となるものです。本提案は、空気で膨らますことで、下肢の圧迫を避け体を避難所の冷たい床から遠ざける家具に変形するウェアやバッグ、日常の機能やファッション性と非常時の快適性を合わせ持つ命を守るグッズです。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

年中通してスポーツ観戦やキャンプで使用できるコーチジャケットやリュックをもとに、災害時に有効な要素や機能を充実させました。また、多少の体格差をできるだけ1つのサイズでカバーできるコートやバッグを対象にしているため、家族で揃えたり共用して着用することで、非常時には使用方法の教え合いができるのも、ウェアやグッズならではの価値と考えました。普段から活用しているものだからこそ、非常時でも戸惑うことなく安心して使用できる、頼りになる存在といえます。

日常時 Furnishion-Air(日常時)

屋外でのスポーツ観戦やキャンプなどの様々なアウトドア・アクティビティに利用できる機能性と普段使いし易いファッション性を持っています。その素材や製法やコストは、既存のアウトドアウェア同等で、大人から子供まで幅広く使用できるものを目指しました。

非常時 Furnishion-Air(非常時)

ウェアやバッグの膨らむ部分にバルブから空気を充填し、付属のベルトをバックルで調節・固定することで、避難所によく活用される体育館や公民館、校庭という壁や家具がないスペースでも、体を支え直接冷たい床に触れず、下肢の圧迫を避けることができます。避難生活に僅かでも快適性を生み出すことに貢献します。