TOBIBATH

応募対象の概要

TOBIBATH(トビバス)は普段は子どもの運動に、災害時にはベビーバスや貯水ユニットとして避難所の衛生面を支える、フェーズフリーな跳び箱です。非常時に避難所となる体育館で使われていなかった、跳び箱の新たな価値を提案します。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

TOBIBATH(トビバス)は、災害時における赤ちゃんの入浴環境不足という、見落とされがちな課題に着目して考案した跳び箱です。生後間もない赤ちゃんは皮脂の分泌が多く、湿疹やフケ、汗疹などが出やすくなります。しかし避難所では赤ちゃんの体を洗う十分な設備がないことが多く、保護者の不安要素となっています。TOBIBATHは、普段は小中学校の体育で跳び箱として使われ、非常時には1段目がベビーバスに、2・3段目が水をためる貯水タンクに早変わりします。カラフルなカラーリングは、跳び箱として子どもたちに親しみを感じさせるとともに、非常時には赤ちゃんの存在を周囲に知らせる視覚的サインとしても機能します。

日常時 TOBIBATH(日常時)

小中学校で跳び箱として使用され、カラフルなカラーリングとウレタンフォーム製のボディは跳び箱が苦手な生徒にも親しみや安心感を与えることができます。

非常時 TOBIBATH(非常時)

非常時には1段目をひっくり返すことでベビーバスとして使え、2、3段目には水を貯めておくことができます。カラフルなデザインは赤ちゃんの存在を周囲に知らせる視覚的サインとしても機能し、配慮や支援を促します。