mobile parking marche

応募対象の概要

古い住宅地にあるネガティブな存在の立体駐車場を、住民に親しまれる日常的な交流拠点とするため、住宅規模のマルシェ住宅を挿入。人力で動かす家具モバイルと車で運ぶ空間モバイルを活用し、好きな場所でマルシェを開催可能にすることで、ネガティブな空間をポジティブな場へとコンバージョンする計画。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

日常時は駐車場内で空間モバイルなどでマルシェを行うことで、周辺住民が集まり賑わいが生まれ、非常時には空間モバイルが学校などの避難所へ行き、プライベート空間の確保や配給所として機能する。そして時間がたつにつれ避難所へ赴いた空間モバイルが少しずつ駐車場内に帰り、日常時の状態へと戻っていく。このような日常時と非常時の循環がフェーズフリーにつながっていく。

日常時 mobile parking marche(日常時)

日常時はマルシェ住宅の一室であった空間モバイルをキッチンカーとして活用し、駐車場内の広場でマルシェを行うことができる。また、空いた住宅空間でマルシェを開くこともできる。このように駐車場でマルシェを行うことで普段から賑わう場所となり、周辺住民が訪れやすい場所となる。

非常時 mobile parking marche(日常時)

非常時はモバイルが避難場所に行きプライベート空間の確保や、配給所として機能する。また、空いた住宅空間を避難所として貸し出せる。その後、モバイルがしだいに駐車場に戻ってくる。この非常時の活用は、普段から駐車場が周辺地域に馴染んでいるからこそ実現する。