応募対象の概要
学校で日常的に使用される椅子が、災害時にはベンチや簡易ベッドとしても活用可能となる、フェーズフリーな学校用椅子である。教育現場の備品として導入でき、防災対策にも役立つことでコスト面で課題を抱える教育現場の課題解決を目指す。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
本製品は、普段は学校教室で椅子として使用され、非常時には複数台を連結することでベンチや簡易ベッドとして使用可能なフェーズフリーな学校用椅子である。ゴムヒンジにより、安全で迅速かつ直感的な変形を実現している。さらに高さ調節機能、連結用ベルクロ、安定性を確保するロック機構などを備え、日常利用と災害対応の両立を可能にした。PP樹脂を主素材とし、軽量でありながら量産性にも優れる。フェーズフリーに使用できる機能性を考えるだけでなく価格を抑えることで、コスト面で教育事業が優先となり、防災対策が進みにくい教育現場に対する課題解決策となることも本製品の特徴である。
日常時は学校教室用の椅子として使用する。JIS規格に対応しており、高さ調節機能によって体格差のある生徒にも対応可能であり、快適な学習環境を提供する。また、身近に防災用品があることで、防災教育のきっかけとしても活用できる。
非常時には、複数台を並べることで即座に簡易ベッドやベンチとして活用可能であり、学校備品としての椅子がそのまま避難所の機能を果たす。災害発生時の準備時間や物資搬入の手間を削減できる。



