応募対象の概要
京都府宇治市向島に存在する約2万5000㎡の敷地。この敷地では畑と共に暮らす街となっており、住宅やレストランやマルシェなどを設計した。住宅に住むことや買い物以外に畑を用いた体験学習を通して農を学ぶことができる。収穫した野菜をマルシェで販売し農と生活する楽しさを味わってもらうなど様々な施設を設計した。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
災害発生時に問題となりうる事として、人は生活していく中で欠かせない食料不足が発生する。その問題を解決するために、敷地内には畑や井戸があり、それらを活用し自給自足をしてもらう。その他にもレストランに非常時の備蓄倉庫としての役割も考えている。日常時に畑を用いた体験学習や料理教室を通して、農と暮らす楽しさを知ると同時に食料の大切さ、「自給自足」とはどういったものなのかを学習し、そこで活かしたものを災害時にも役立ててもらうといった内容である。また、レストランは敷地内では一番大きい施設であり、住人の人達が日常的に安心して過ごす場所を、パッと見ただけで人が集える自由に助け合える空間としています。
それぞれの施設にて用途がある。日常時の井戸は水を汲む以外に井戸端会議としてテーブルの様に活用し、人とコミュニケーションがとれる。住宅は一階が畑とキッチン、二階が各居室として活用ができ、普段と同様の住宅である。レストランでは、料理教室を併設しているため、畑でとれた作物を使い料理をし、実際に提供していく。
非常時は、井戸では飲料水の確保が可能。また、レストランや人が多く集まる場所に隣接している。住宅は一階部分を広く活用しているため仮設住宅として活用可能。レストランはスペースが広く、人が集まれる空間として活用できるほか、畑でとれた作物の備蓄倉庫として活用できるため、その作物を非常食として利用できる。



