toto

応募対象の概要

日常的に人が集まり、広域避難所であり観光地でもある京都御苑と鴨川を繋ぐ荒神口通を対象とし、日常では人が立ち寄りたくなるようなにぎわいの空間、非常時には人が安心して集まれる場となるよう、セットバックや可変家具を活用したフェーズフリーな道を提案する。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

荒神口通は、京都御苑と鴨川という広域避難所をつなぐ道でありながら、現状では地域住民や高校生、観光客が通り過ぎるだけの動線になっている。本提案では、建築の1階部分をセットバックさせて余白のある外部空間を創出し、その空間を建築と道路、建築同士が連続する一体的な"にぎわいの道"として再構築した。日常時には人が自然と立ち寄り交流する寄り道空間として機能し、非常時には開けた余白や建築内部そして公共の道を活用して、滞留・誘導・支援といった避難行動を助ける多機能な道に。

日常時 toto(日常時)

日常時には地域住民の交流の場、旅行客の滞在場所の確保などを目的に利用することができ、多種な使い方が可能。人が自然と集まり立ち寄りたくなるような、にぎわいと居心地の良さを兼ね備えた、人が集まる道を形成する。

非常時 toto(非常時)

非常時には自然と人が集まり避難補助ができる場所となり、避難経路としての役割に加えて、物資の配布拠点や一時的な待機場所としても活用できる。広域避難所に人が密集しすぎることを避けられて避難所をつなぐ道となる。