つなぎ間商店:空き家から生まれる地域の共助拠点

応募対象の概要

「つなぎ間商店」は、和歌山県上富田町にある空き家を再活用した地域共助の拠点です。平常時にはイベント貸しスペースや子どもたちの自習室・習い事教室として機能し、有事の際には1.5次避難所やボランティアの宿泊場所として運用できる、地域に開かれたフェーズフリーな場です。

フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント

「つなぎ間商店」は、"日常の場"を"非常時の支え"へと自然に転換できる空間です。普段から地域住民が集まり、自習・習い事・イベントなど多様な形で利用していることで、地域に根差した「つながり」が育まれています。有事の際には、顔見知り同士が安心して避難・協力できる1.5次避難所やボランティア宿泊所へと転用可能。空き家活用により低コストで実現しつつ、運営には地元の工務店が関与することで安全性・整備性も確保。平時と有事を分けない"フェーズフリー"の考えを、空間と人のつながりの両面で実装しています。

日常時 つなぎ間商店:空き家から生まれる地域の共助拠点(日常時)

地域住民の交流・学びの場として、絵画教室やワークショップ、自習室、イベントなどに活用。古民家の温かみある空間が「ちょっと立ち寄りたくなる場所」として、世代を越えたつながりや地域内外の交流を生んでいます。

非常時 つなぎ間商店:空き家から生まれる地域の共助拠点(非常時)

災害時には1.5次避難所やボランティアの宿泊拠点として活用可能。生活設備の整った滞在空間と備蓄を備え、工務店の専門性を活かして安全点検・修繕にも迅速に対応。「いざという時の拠り所」を地域に提供します。