応募対象の概要
元工場跡地に建設された「ルフォミ江ケ崎」は、企業社員の単身寮・家族社宅を統合した複合住宅です。設計・建築・管理運営を一体で担い、暮らし方・働き方の多様性や地域との関係、日常で醸成された自然な互助・共助関係を、災害を乗り越える強固なコミュニティ力として発揮可能なフェーズフリーなレジデンスです。
フェーズフリーな性質の概要およびアピールポイント
「ルフォミ江ケ崎」は、平常時は快適な専用住戸・多種多様な共用空間・地域交流を支える施設として機能しつつ、有事には電力・水・通信を自立的に確保し、互助・共助を生む構造を備えたフェーズフリー型レジデンスです。全館に分散配置された太陽光発電連携型蓄電池や、太陽熱温水による水源確保、水密化された設備室、止水板、衛星インターネット、バッテリーマップ・アプリによるグループ運用の仕組みにより、災害時でも小規模単位で柔軟かつ迅速な判断と協力が可能。建築・設備・運営が有機的に連携した仕組みにより、日常と災害対応がシームレスにつながる、暮らしと防災が融合した持続可能な互助・共助型レジデンスモデルを実現しています。
シェア型LDK、ワークスペース、多目的スタジオ食堂、中庭を通じて、居住者の多様な生活や働き方、関係性に柔軟に対応。プライバシーを確保しつつ自然に交流が生まれる多動線で多様な居場所を回遊する「開かれた建築」により、健康・安心・つながりが日常に育まれ、企業文化や地域との信頼関係と共感が着実に醸成されます。
日常負荷にも利用される太陽光発電と連動した蓄電池、太陽熱温水・雨水ストックの活用、衛星通信による情報維持に加え、蓄電池マップやアプリの互助グループ運用でレジリエンスを向上。迅速かつ主体的な災害対応を可能とし、入居者のみならず近隣帰宅困難者も受け入れ、安心して支え合える環境を形成します。



